就活の内定率情報から真しやかに語られるあほくさい就活の早期長期化・内定解禁日の議論

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こんにちは、keityです。

梅雨の季節になってきました。

暑かったり、寒かったり、ジメジメしてみたり、

中々調整するのが難しい季節となってきました。

 

さて、本日は、「就活の内定率情報から真しやかに語られるあほくさい就活の早期長期化・内定解禁日の議論」の話題について、書いていきます。

 

古来より日本では、就活生と採用担当者は、早期から内定解禁日という魔物に脅かされてきました。

経団連が決める、採用に関する指針によって、影響を受けます。

なぜ影響を受けるかというと、経団連企業に加盟する大手企業が就活人気企業であったり、

またその指針を経団連非加盟企業の就活人気企業も参考にするからです。

そのような就活人気企業からの内定の有無によって、

就活終わるかどうかが変わるのは希望する学生からしたら当然のことです。

 

ここ10年でも色々なことがありました。

・内定解禁日が早まったり、遅まったり(大学4年次8月1日、10月1日等)

・インターンの目安日が決まっていたり、決まっていなかったり

・リクナビ解禁日が大学3年次の10月や12月であったり

色々と頭の良い方が考えた結果なのだと思うのですが、しっくり来ません。

現場(就活生、採用担当者)は混乱するばかりで、まったく良くなったとは思いません。

 

なぜ、このように無理が生じるのでしょうか。

私は、就活時期や内定解禁日というのは、株価や為替と同じで、

一つの要因でコントロールできないものであると考えています。

それを一生懸命にコントロールしようとする試み事態が無謀であり、

ここは市場(就活生と企業)に任せるしかないと考えます。

 

それではまず、今年の内定率から数字をみていき、なぜこのような考えに至ったかを

書いていきます。

 

2019卒 就活内定率情報

2019卒の新卒戦線では、6月1日の内定解禁日が経過し、続々と内定保有者が出てきている時期です。

ちょうど記事を書いている現在は、内定が出ている学生はどの会社に承諾の返事をするか悩んでいる学生も多くなってきていると感じます。

数字は、ちょうどWEBに出ていた記事ですと、6割を超えて内定を持っている学生がいるということですね。

日本の人事部:2019年卒6月1日時点の内定率は65.7%

日本経済新聞:就活戦線 二極化進む 6月内定率65%、乗り遅れ組も

 

日本の人事部の記事によると、下記の概要となっています。(以下””内の文章引用。)

”1.6月1日時点の内定状況
○内定率は65.7%。5月(42.2%)より23.5ポイント上昇
○前年同期実績(63.4%)を2.3ポイント上回る
○就職活動終了者は全体の35.2%。前年(28.8%)より6.4ポイント上昇。継続者は64.9%

2.未内定者が内定を得る見通し
○未内定者のうち7割(72.3%)が「内定の見通しが立っていない」
○「就職以外の道(進学、留年など)を考えている」が1割を超える”

 

内定率は、前年同期2.3ポイントアップということで、やや高くなっています。

企業の採用意欲の高まりと合わせて、内定率も高くなっています。

しかし、それほど大幅増ではありません。

大きく増えたのは、昨年同時期で就職活動を終了した学生の割合です。

就活修了者は35.3%と前年同期比6.4ポイントアップです。

就活を早く終える学生が増えています。

 

原因を考えると、今年は、企業の採用意欲の高まりによって、

希望の企業に内定をもらった学生が多いということが一因だと考えます。

また、就活支援会社からの定性的な情報ですが、

今年の学生は、インターンの推奨日が1日から実施がOKとなったこともあり、

早い時期から企業と接点を持って、その接点の中から比較的はやめに決める学生も増えている

と聞いています。

 

就活の早期長期化と内定解禁日の調整

上記リンクの日経新聞の記事にある通り、

就活・採用マーケットに就活の早期長期化の警鐘が鳴らされだしました。

就活の早期長期化、インターン大学3年生の6月から準備を始めることになり、大学の授業にも支障をきたすということです。

 

今後、起きるフローと理由を書いておきます。

①就活の早期長期化の警鐘

↓(経団連の指針決める組織:学生の学習に悪い影響はNG。すべて今より遅くしよう。)

②内定解禁日を遅らす(例:6月1日→8月1日)

↓(学生:特に早めに就活を始めるのを止めない。

就活は不安なので、少しでも自分が有利に進めたいため。当然のこと。)

③内定解禁日を遅らせたら、企業・学生より、「就活・採用活動が長期化する」と言われる

↓(経団連の指針決める組織:学生の学習に悪い影響はNG。すべて今より早くしよう。)

④内定解禁日を早める(例:8月1日→6月1日)

↓(学生:就活期間が短くなる、早めに活動を始めよう。)

⑤就活の早期長期化の警鐘

 

①から⑤を繰り返します。現に3年~5年単位で繰り返しています。

 

冒頭にも書きましたが、就活・採用マーケットは、

株式市場・為替市場と似ていると感じています。

 

学生と企業側がお互い自分(たち)が有利になるように、活動をします。

私は、就活時期や内定解禁日というのは、株価や為替と同じで、

一つの要因でコントロールできないものであると考えています。

それを一生懸命にコントロールしようとする試み事態が無謀であり、

ここは市場(就活生と企業)に任せるしかないと考えます。

解決策

私としては、

コントロールしようとせず、何もしないのが一番良いと考えます。

「就活生と企業に任せる」が大前提だと考えます。

なぜこの新卒採用だけ、マーケットが一斉に合わせる必要があるのかが、

そもそも問題ですし、そうでなければならないというなぞの思い込みです。

しかも、誰の思い込みかわからないということです。

世の中、摩訶不思議なことが起きます。

現場の採用担当者としては、マーケットを読んでなんとか柔軟に対応せざる

を得ないということです。

 

大学3年生で内定を取得する学生、内定を出す企業。

就職先を決めて、学習や研究に邁進すれば良いと思います。

学習や研究に没頭し、大学4年生で内定を取得する学生、内定を出す企業。

色々なパターンがあってよいと思います。

さいごに

就活早期長期化や内定解禁日について議論をしていても全く意味がないです。

また、視点ばかり高く、文句ばかり言っていても何も変わりません。

 

我々企業側が努力すべきは、学生に多くの就職の機会を開いておくということです。

時期に限らず、人を採用するということです。

すでにメガベンチャーをはじめ一部の成長企業がこのような動きをしています。

 

すぐには変わりませんが、学生と企業側にメリットが大きくもたらされることを願って

日々採用活動に取り組みたいと思います。

 

今回は「就活の内定率情報から真しやかに語られるあほくさい就活の早期長期化・内定解禁日の議論」という話題でした。

以上です。

 

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