就活解禁日の設定の是非を問う。解決策考えたよ!

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こんにちは、keityです。

今回は「就活解禁日の設定の是非を問う。解決策考えたよ!」

という話題を書いていきます。

最近話題になりました。就活ルール変更の件。

下記URLは状況がよくまとまっている記事です。

就活指針廃止でも「解禁日」はなくならない

これから本格的に議論されることだと思われますが、

一旦状況をまとめておきたいと思います。

私は、企業担当者の立場ですが、一旦色々な立場から考えることで、

状況の構造を再整理したいと考えています。

関係者は次のようなところでしょうか。

・経団連

・大学

・学生

・企業/企業担当者

なぜ問題になっているのか

なぜ、問題になっているのかを考えます。

「経団連は現在、就活日程に関する指針を「3月に説明会解禁」「6月に採用面接など選考解禁」と定め、約1600社の会員企業に順守を求めている。政府もこの指針をもとに各経済団体に周知している。ただ、優秀な学生を獲得したい企業側が非公式な形で学生と接触。事実上前倒し状態となり、指針が形骸化していると指摘されてきた。」

朝日新聞デジタルより

問題の1つ目。

指針が経済団体の会員企業のみに順守を求めていること。

非会員企業は全く関係ない。

問題の2つ目。

前倒しをして良い人材を採りたい企業と早く内定がほしい学生の利害が一致している。

そして、企業(非会員企業)が早く採用すること・学生が就活をすることは悪いこと

をしているわけではない。

人が欲しい企業と職が欲しい人の話。個々の雇用の問題。

問題の3つ目。

このような状態の中、コントロールできないものをなんとかコントロールしよう

としていること。

関係者の考え

それぞれの関係者の考えをまとめていきます。

①経団連

「終身雇用、新卒一括採用をはじめとするこれまでのやり方では、成り立たなくなっていると感じている」と認めているとおり、従来の慣行だった「新卒一括採用」に問題提起をしているのだ。」

「経団連自身が就職・採用活動のスケジュールを取り決めることにも限界を感じているようだ。政府や教育界からの要請に応じて指針を定めても、評価されるどころか、批判の対象になるばかり。さらに外資系やベンチャー企業など、そもそも指針を守らない企業が続出する現状に対し、経団連の関係者から不満の声が後を絶たなかった。」

就活指針廃止でも「解禁日」はなくならないより抜粋

端的に言うと、こんな感じかと。

・新卒の一括採用はもう無理。

・指針作っても、守らない企業も多いし、批判くるし、もう嫌だ

これに関して、私個人は、結構無責任な話だと感じています。

新卒一括採用については、個人としては良い制度だと考えています。

・仕事経験のない学生が、ポテンシャルで企業に入社できる。

・企業側も一斉に人材を確保できる。

新卒採用と就活については、下記記事も参考にしてください

学歴フィルターを材料として、日本の採用活動・就職活動について分析します。

また、何らかの指針がないとそもそも批判も起きないわけです。

今まで経団連が作る必要はないという考えもありますが、

今まで経緯を踏まえ、どこかしらの経済団体が指針を作る必要があると考えます。

政府が突然指針を作って、企業に押し付けるという方がおかしいです。

しかし、経団連も小さいことを言わずに、企業の代表として、団体を組織して、

指針をまとめきるというような気概がないものかと考えます。

②大学

・学生に勉強や研究をしてほしい。

・充実した学生生活を過ごしてほしい。

・希望する企業に就職してほしい。

・学業や就職に特色を出し、大学の受験者数や入学者を増やしたい。

大学の立ち位置としては、勉強・研究をしてほしいということが第一義にあります。

それができるように、就活をしてほしい、企業も採用活動をしてほしいということです。

③学生

学生の考えです。

・自分が成長できる企業が良い。でもあまりに働くのがつらいのは嫌。

・お金や出世よりは、良い仲間と仕事をして、社会の役に立ちたい。

・はやく内定ほしい。

・なるべく大手企業や有名企業が良いに決まっている。

よくよく学生に聞いていていくと、個人差はあれ、これに尽きます。

特に、下位2つの内容について、このような本音ですから、指針がどうであろうと、

関係ありません。

やはり、大手企業、有名企業に集中するというのは避けられない事実です。

④会社/企業担当者

・優秀な学生が欲しい。

・早く採用計画通りの人数を集めたい。

・大手企業の選考がはやく終わってほしい。

実は、中小企業の採用担当者が思っていることNO.1であろうものが、一番下の文章です。

学生は、大手企業の選考に残っていると、下位志望群の企業に積極的に活動を行うと

いうことはしなくなります。

代わりに、第一志望に落ちたり、軒並み大手企業の採用選考が終わると、

学生も中小企業にも目を向けます。

解決策

ここまで情報をまとめてきましたが、解決策を考えてみます。

新卒一括採用は残すという前提です。

①指針は作る

何も指針がないと、大学1年生から採用活動を始める企業もでそうですので、学生がソワソワして勉強どころではなくなります。どこかしらに内定取るまで大学1年生のころから就活になるという地獄絵図が予想されます。

個人的には、大学4年生の4月1日に、就活・採用解禁日を設けるべきと考えます。

説明会がこの日からというイメージです。後は、企業と学生の自由。

卒業学年になったら、就職先を探しても良いでしょう。

指針を作る団体は、大学が集まって組織する団体と企業団体が複数集まって決めるべき。

②一度作った指針は5年~10年間は変更しない

色々な批判を受けても、ひよって、決めたことを変更してはならない。

変更する度に、信頼感は失われる。

変更せず続けることで習慣や文化になる。

あと、変更すると、スケジュールを考えるのが、各関係者が大変。

無駄な仕事は増やさないでほしい。

③指針を守っていない企業はおかしな企業であるというブランディングをする

それなりの団体が集まって作った指針であれば、指針を守らない企業は、何やら

おかしな企業であるという違和感を社会全体で作るということが重要。

ルールも守らないのであれば、個人との約束も守らない。

まとめ

「就活解禁日の設定の是非を問う。解決策考えたよ!」という話題でした。

無駄な議論は早めに終わらせて、

・学生は落ち着いて学び、良い就職先や仕事を得る。

・企業は無駄なく自分たちのレベルに合った良い人材を確保できる。

ということを継続的に行える就職・採用環境になることを望みます。

以上です。

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