「経営理念の大事さ」を考えるためのリソース5選

経営・人事

こんにちは、keityです。

今回は『経営理念の大事さ」を考えるためのリソース5選』という話題です。

 

年明けですが、昨年から続く下町ロケットの正月特別編を見ました。予定調和部分を感じながらもそれでも面白く、年明け早々熱くなってしまいました。

12月末のシリーズ最終回ではあまり盛り上がらなかったかなと感じていたところ、正月特別編にとっておいたのか、下町ロケットはやはりこうでなくてはという、内容でした。

下の記事によると、視聴率も中々良かったのでしょうか。

【下町ロケット正月特別編】の視聴率とネタバレ!事実上の最終回批判を超えられる?

見逃した方は、基本的に放送後1週間以内ならばTVer(https://tver.jp/)で無料配信をしていますので、そちらを見てください。それ以降はパラビという月額有料サービスでみられるようですね。

 

さて本題へ移ります。

下町ロケットをみて、日本企業の良さはここにあるよなということを改めて感じました。そのシーンは、簡単にまとめると、今まで競合していたライバル企業にコアキーテクノロジー(部品)のライセンスを貸すことを認めたという点でした。佃製作所が特許を持っていて、それをライバル企業に貸すということです。佃社長は一度はライセンス許諾をしない方向で意思決定はしたものの、最終的には日本の農業発展のためということで、ライセンスを許諾することにしました。「日本の農業のため」に気づくまでに、ストーリー展開があったのですが、それも非常にわかりやすい形で描かれていました。

今回の意思決定に使われた基準は、「日本の農業発展のため」というものです。まさにこれが経営理念だったり、その企業がなぜ存在するかという理由につながるなと感じました。

改めて企業が存在する意味というものを考えさせられるものでした。

ビジネスモデルの優劣というのは、非常に大事です。しかしながら、長期、例えば30年を超える企業になるには、この経営理念ということがさらに重要なのだと感じています。

そこで今回は、経営理念の大事さを考えるための良い参考になる書籍やリソースを紹介したいと考えています。

面白法人カヤックの考え方

面白法人カヤックのWEBサイトに載っている文章です。

カヤックさんのいい経営理念の定義が書いてあり、10社の経営理念について柳澤CEOが簡単な解説をしています。さらに、おまけに100社の経営理念がピックアップされています。これを眺めているだけでも参考になります。

いい経営理念の定義と、他社の経営理念

 

下記のリンクは、カヤックさんの経営理念について解説がなされています。

2. 経営理念「つくる人を増やす」

 

日本でいちばん大切にしたい会社 シリーズ

坂本光司先生が手掛けるシリーズ。坂本先生は、法政大学大学院政策創造研究科教授です。

日本でいちばん大切にしたい会社シリーズは1~6まで発刊されており、経営理念をベースにした日本企業が紹介されています。1冊あたり、6社ほどの企業の紹介がなされていますが、誰もが知っている有名企業というよりは、全国各地、地域に根差したしっかりとした経営をされている会社ばかりです。

目頭が熱くなること間違いなしです。シリーズ書籍内では、障がい者や高齢者など、社会的に弱い立場の人たちを、雇用を通じて幸せにしている企業の具体例も多数紹介しています。

サービスや利益だけの貢献ではなく、雇用面でも社会に貢献している素晴らしい企業が紹介されています。

また、少し角度を変えると、就職や転職を考えている方にとっても有益な書籍です。このような会社に勤めたいと思うのであれば、それは自分自身の軸となります。

日本でいちばん大切にしたい会社

 

「下記の理想の貨車をつくるたった7つの方法」は、法政大学・坂本光司研究室とパソナキャリア「良い会社プロジェクト」が実施した50,000人への共同調査でわかった、「人にやさしい&好業績」企業をつくる7つのキーワード。そして実際に「良い会社」として挙げられた企業が開発された「良い会社サーベイ」に参加し、出された7つのポイントがキーワードとして事例と一緒に載っています。

会社経営の最大・最高の目的・使命は、その組織に関係する人々の幸せの追求と実現。

採用において、出身大学の偏差値の高さや今までの業績だけで社員を選ぶのではなく、会社の理念に共感する人を選ぶ「理念採用をし、人財育成に力を入れている」というものです。会社の経営理念に賛同した志が同じ人たちが一枚岩となって働くことにより会社は大きく成長するという言葉もあり、これぞまさに、経営理念型の企業そのものだと感じています。

後に紹介しますが、この書籍は日本版ビジョナリー・カンパニーの作り方といった装いでしょうか。

理想の会社をつくるたった7つの方法 (日本でいちばん大切にしたい会社・サーベイ編)

 

年輪経営

伊那食品工業株式会社 代表取締役会長 塚越寛氏の書籍。
寒天という商品を用いて、48年間連続の増収増員増益を達成した経営者。
木が年輪を重ねるように、少しずつ確実に会社を成長させる経営を、塚越会長は「年輪経営」と呼び実践している。
本の内容を少し抜粋すると、
「会社は社員を幸せにするためにある」
「人件費はコストではなく、会社の目的そのもの」
「急成長は敵」

「決算は3年に1回くらいでいい」

というキーワードが上げられる。
社是が、「いい会社をつくりましょう」。
「いい会社」という定義がまさに、上記のキーワードの中に潜んでいると感じます。
まさに、「日本式経営の真髄がここにあり」という印象を受けます。

 

京セラフィロソフィ

京セラ、KDDIの創業、JALの再建をされてきた名経営者 稲盛和夫氏が、その人生哲学の真髄ともいうべき門外不出の「京セラフィロソフィ」が一般向けに公開された書籍。

京セラフィロソフィ

理念型経営、フィロソフィ経営という分野で、この書籍を読まずして何を読むかという書籍。ビジネスだけでなく、人生全般に渡っての成功哲学がぎっしりと詰まった書籍です。

 

より、人生に大事なことについては、下記の書籍に書かれています。

生き方―人間として一番大切なこと

 

また、稲盛さんの考え方等については、下記のWEBサイトに情報がオープンになっています。

はじめての方は、まずはこちらから見てみてください。

稲盛和夫 OFFICIAL SITE

 

ビジョナリー・カンパニー シリーズ

このブログでは何度も紹介している書籍です。

ビジョナリー・カンパニー 2 – 飛躍の法則

米国企業における調査で、永続する企業の秘訣がまとめられている書籍です。上記で紹介してきた書籍と近しい部分が数多くあります。経営における大事な部分は同じということなのでしょう。

まとめ

『「経営理念の大事さ」を考えるためのリソース5選』という話題でした。

このような移り変わりの激しい時代の経営だからこそ、変わらない「経営理念の大事さ」というものが増々重要になってくると考えています。

今回は以上です。

 

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