MBAを独学で学ぶシリーズ②「人」の教科書6選

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こんにちは、keityです。

今回は、MBAを独学で学ぶシリーズ②「人」の教科書6選について

書いていきます。

 

このMBAの独学については、シリーズものでブログを書いています。

まず、MBAを独学で学ぶということで、7分野に分けて、代表的な教科書を

紹介しました。以下参照。

MBAを独学で学びたい人向けの教科書7分野
こんにちは、keityです。 今回は、MBAを独学で学びたい人に向けて教科書を紹介します。 特に、20代、30代の若手社会人を想定しています。 昨今から将来に渡り、個人のビジネススキルが低くて良いということは起こりえません。 継...

 

そして、分野ごとに細かく紹介していくシリーズとして、

「MBAを独学で学ぶシリーズ①「経営全般」の教科書6選」の記事を書きました。

MBAを独学で学ぶシリーズ①「経営全般」の教科書6選  
こんにちは、keityです。 今回は、MBAを独学で学ぶシリーズ①「経営全般」の教科書6選について 書いていきます。 MBAを独学で学ぶということで、過去下記の記事を書きました。 今回からこの記事で紹介した書籍にプラスし...

 

今回はシリーズ②として、「人」についての教科書を紹介していきます。

 

ハーバードで教える人材戦略

M・ビアー、B・スペクター、P・R・ローレンス、D・Q・ミルズ、R・E・ウォルトン著。

M・ビアー教授は、ハーバードビジネススクールで教鞭をとられた方。

ハーバードで、人的資源管理(HRM)という科目が基礎科目として採用された際の原典。

まさに教科書。

ハーバードで教える人材戦略―ハーバード・ビジネススクールテキスト

本書では全体像として、HRMを以下の4つの分野に組み立てている。

そして、これらを正しく把握し運用することは人事ではなく、

ライン・マネジメントの役割であるとしています。

①従業員の影響

企業目標や労働条件、キャリア開発などの諸問題に対する従業員からの影響について定める制度を作る。

②ヒューマンリソースフロー(人材フロー)

インフロー(採用)、内部フロー(昇進・異動・能力開発)、アウトフロー(退職)に関して、例えば、企業目標に基づいて「適正な能力を持った適正な数の要員を確保する」などといった職務を管理者がいかに責任をもって、また協力して遂行するか。

③報償システム

金銭・非金銭的なものを問わず、企業としてどのような組織を作って維持し、また従業員にどのような行動、態度をとってほしいかという点で明確な期待を与えている。

④職務システム

マネジャーは職務を定義し、設計することで組織化をまとめていく必要がある。

 

「制度集ではなく、経営戦略の中核としての人的資源管理を体系的に扱ったバイブル」

これを読まずして、人事は語れません。

基本的にはこの書籍をベースに色々な情報を積み重ねていけば、本質がずれないと考えます。

 

組織行動のマネジメント

ステファン・P・ロビンス著。

組織行動学のバイブル。

社会学、心理学、社会心理学、人類学、政治科学など、

行動科学の世界でも個別に議論されていた企業における組織行動を体系的にまとめ、

それぞれ「個人」、個人の集まりである「集団」、

そして集団の集まりである「組織」と、分析レベルごとに組織行動で扱う動機付けやグループ

ダイナミクス、組織文化、コミュニケーション、コンフリクト、権力などを統合して全体像を

まとめています。

【新版】組織行動のマネジメント―入門から実践へ

・品質と生産性を改善させる

・対人関係スキルを身につける

・エンパワーメントにより権限移譲を行う

・部下を動機づける

・グローバル化に対応する

・変革を起こす

これらはすべて組織行動学で扱うマネジメント領域です。

行動について、

①説明(なぜそうなったか)

②予測(どうなるか)

③統制(どうすべきか)

という重要な3つのポイントを押さえたうえで、行動について現場で活かせる理解を

深めることができます。

 

コンピテンシー・マネジメントの展開

ハーバード大学心理学教授のデイビット・マクレランドによって1970年代に提唱された

コンピテンス概念を、弟子であるスペンサーによって経営の世界で体系化・具現化された

書籍。

コンピテンシー・マネジメントの展開(完訳版)

産業心理学、組織心理学に基づくコンピテンシー研究の歴史と言葉の定義を押さえた上で、

ハイパフォーマーに共通する21にコンピテンシー・ディクショナリーを緻密に紹介する。

 

現在の人事分野においても、人に関する領域ではこのコンピテンシーで考えないことはない

のではないかという概念。

特に、採用分野、評価分野、教育分野では欠かせない概念。

人事のベースの一つになるため、しっかり押さえておきたい内容。

 

企業変革力

ジョン・P・コッター著。リーダーシップ論にも長けた筆者。

企業変革力

今日のビジネスは、グローバル化の進展とともに変化の速度が速く、競争も激化している。

大規模な変革が必要になるが、それには、リストラクチャリング、リエンジニアリング、

M&A、文化変容など様々な方法があるが、従来のマネジメント機能を駆使するだけでは

成し遂げることはできません。

大規模変革のためには、従来のマネジャーによるマネジメントではなく、

リーダーによるリーダーシップの発揮が必須となり、そのために必要な8つの段階について

論理的に示されています。

HPIの基本

ヒューマン・パフォーマンス・インプルーブメントの方法が紹介されています。

その手法の入門書。

ASTDという米国ヴァージニア州に本部を置く、ラーニングとパフォーマンス向上を支援する

ことを目的とした人材開発の協会のASTDグローバルベーシックシリーズの1冊です。

 

HPIの基本~業績向上に貢献する人材開発のためのヒューマン・パフォーマンス・インプルーブメント~ (ASTDグローバルベーシックシリーズ)

人事・人材開発に関わる方であれば、押さえておきたい概念。

 

パフォーマンス・コンサルティングⅡ

ゲイナ・ゲイン・ロビンソンン&ジェームズ・C・ロビンソン著。

パフォーマンス・コンサルティングII~人事・人材開発担当の実践テキスト~

こちらの書籍は、外資系企業ではスタンダードなパフォーマンス・コンサルティング

のテキストです。呼び名は異なりますが、先に紹介したHPIと同じ、パフォーマンスに

焦点をおく、人材開発の手法が案内されています。

人事の仕事は、パフォーマンス・マネジメントであるため、自分が所属する組織の人材の

パフォーマンスを向上させるには、こちらの書籍は非常に利用価値があります。

もちろん、外資系企業だけでなく、日系企業でも利用できるのは当然のことです。

このとおりすべて実施することは難しいですが、一通りの手順がのっており、

非常に参考になります。

 

まとめ

今回は、「MBAを独学で学ぶシリーズ②「人」の教科書6選」という話題でした。

実務の参考にしてください。

以上です。

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