こんにちは、keityです。
「M&Aのデューデリジェンス・PMIに役立つ書籍6選」という話題です。
昨今、M&A、資本提携等の活動が通常起こりうることになってきました。ヤフーさんとLINEさんのニュースは大きな話題を呼びましたが、このような有名企業同士だけでなく、中小企業でも会社の売買が多く行われています。
感覚的にはM&Aは増えてそうだなと思う方も多いと思うのですが、定量的には以下を参考にしてください。
グラフで見るM&A動向 ←1985年以降のM&A数がグラフ化されています。
19年上期M&A件数10年ぶり高水準…取引額1位はソフトバンク
今後、人事部門でもデューデリジェンス・PMIの知識・経験を持っていると良いときも来る可能性があります。M&Aの案件に携わるのはそうそうないと思うのですが、会社がM&Aの拡大戦略を取ることになれば、一気に重要度は増します。特に人事領域は、PMIにおいて、そのM&Aの成功のカギを握っている重要な分野であります。
そこで、本日まずは知識のインプットをするのに、役に立つ書籍をご紹介します。M&Aの人事領域に関心がある方、急遽デューデリジェンスを行う必要が出てきた方に役立つ情報です。
M&A全般
初心者は、こちらから入りましょう。漫画と侮るなかれ。頭の中に全体観、全体フレームを作ること ができる。
弁護士・公認会計士の視点と実務 中小企業のM&A -スキーム・バリュエーション・デューデリジェンス・契約・クロージング
こちらの書籍は、人事領域だけでなく、M&Aに関する全般の知識をインプットできます。概略を把握したいときにはこちらの書籍が良いです。難しい内容ですが、辞書的な意味でも利用できます。
デューデリジェンス
人事全般のデューデリジェンスの方法が細かく書かれている。デューデリすべき項目全般や報告書例までされているので非常に役に立つ。実担当者としてDDに参加する場合は、必携の一冊。
上の書籍の姉妹書。労務DDに必要な項目、報告書例が書かれている。特に労務分野に特化した内容であり、M&A時に問題になりやすい金銭的なリスクを調査する際に非常に役に立つ。
PMI
日本型PMIの方法論 ―中堅・中小企業を成長させるポストM&Aのプロセス
日本M&Aセンターの100%出資で株式会社日本CGパートナーズの取締役竹林氏の書籍。豊富な経験をもとに、成功するPMIのノウハウを惜しみなく紹介されている。PMI全般について平易な文章で分かりやすく書かれているのが特長。
ウイリスタワーズワトソンの書籍。PMI領域で人事分野に特化した内容で書かれている。取り組むべきフレームワーク等が掲載されており、非常に役に立つ。買収後のPMI(買収に伴う事業・組織・機能の統合)のノウハウを体系的に解説した、実務ガイドブックと言える。
まとめ
まずあるM&A関連の書籍の中から、人事領域に詳しく、実務に役立つ書籍を紹介しました。
デューデリジェンスは、他社を評価するためのノウハウでありますが、自社を評価するにも役立つスキルでもあります。
今回は、「M&Aのデューデリジェンス・PMIに役立つ書籍(人事領域)」という話題でした。
以上です。
コメント