産業カウンセラー試験に1発で合格する方法

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こんにちは、keityです。

本日は、産業カウンセラー試験に1発で合格する方法について書きます。

私は企業で人事の仕事をしています。

仕事の役に立てばと思い、産業カウンセラーの勉強をしました。

通信講座で産業カウンセラー養成講座を受け、

年明けの産業カウンセラー試験を受けました。

無事一発で合格しました。(3年ほど前だったと思います。)

実技試験は免除でした。

試験は学科のみでしたが、難しかった記憶があります。

どのように学習していったのか、書いていきます。

昨今、働く人のメンタルケアの重要性がますます高まっています。

自分のメンタルケアにも役立ちますし、また、人事の仕事でなくても、

社会人であれば、勉強すればとても役に立ちます。

既に、学習されている方やカウンセラーの資格に関心のある方の参考に

なればと考えています。

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産業カウンセラーとは

産業カウンセラーとは、

一般社団法人日本産業カウンセラー協会が認定する資格またはその有資格者です。

1992年~2001年の間いは産業カウンセラー試験が旧労働省が認定する技能試験で

あったため、その期間は公的資格であったのですが、今は民間資格となります。

しかし、公的資格の期間があったため、カウンセラー資格の中では知名度は高い方だと

思います。

受験資格

受験資格は、下記の通りです。

「成年に達した者で、協会が行う産業カウンセリングの学識及び技能を修得するための講座を修了した者」

講座を受ければ、試験を受けることができます。

他に、心理学領域もしくは隣接領域当の大学院修士課程の修了者は、養成講座を受けていなくても受験資格があります。

私は、産業カウンセラー養成講座を受けて、受験資格を得ました。

産業カウンセラー養成講座

産業カウンセラー養成講座の内容を書きます。

大きくは下記2点を学びます。

「傾聴」

「産業ヘルスケアの基礎知識」

養成講座は、「通学」と「通信」があります。

2つの大きな差は、基礎知識を生講義で聞いて学ぶか(通学)

自分で問題を解いて解答を送って合格点であれば、合格(通信)

という点です。

私は毎回、通学にいくのはおっくうでしたので、通信にしました。

テキストを自分で読んで、問題を解いて、7~10回の単元をクリアしました。

通信では、この問題を解いて送るということと並行し、

傾聴のスクリーニングに通うということが基本になります。

産業カウンセラー養成講座の概要(スクリーニング)

スクリーニングは、1か月に1回(2日間)、7か月程度ありました。

私の教室は、15名程度×2組で、基本は1組単位で毎回学んでいました。

スクリーニングは傾聴の演習がメインであり、傾聴の技法を学び、

最終的には、カウンセリングの形になるまで演習します。

実際にカウンセリングをした内容を文字おこしをすることも行います。

こちらが一番大変だった記憶です。

30分程度のカウンセリング内容でしたが、文字おこしをするとなると、

聞き直したりもするため、6~7時間ぐらいはかかりました。

このスクリーニングで、傾聴の基礎スキルの習得が見込まれると

実技が免除になります。

免除もあるため、実習はいたって真剣です。

1組あたり、半分程度は免除になっていた印象です。

相対評価ではないと思いますので、個人がどれだけ傾聴の基礎スキルが身についているかが

大事になります。

実際に演習場面は、1対1のカウンセリング場面をほかのメンバー全員で聞いたりしていく

場面もあるため、スクリーニングの最終段階での仕上がりを先生が見て、判断していると

いうことになります。

また、傾聴の自習の題材には、今の自分の話を利用します。

はじめは軽い題材(悩み)で話をしていくのですが、

傾聴技法を利用していくと思ってもみない、深堀がされ、

受講者自身が非常に影響を受け、揺れ動く場面も多々ありました。

そういうときは、養成講座のベテランの先生がフォローしてくださいます。

技法の恐ろしさを知るとともに、しっかり学ばなければならないと感じました。

また、月1回定期に会っていきますので、一緒に勉強してく人たちとも

仲良くなります。

私のような人事担当者、看護師の方、企業の管理職、50代ベテラン会社員、

主婦、個人事業主の方、企業を定年退職した方等、非常にバラエティに富んだ

メンバーでした。

おそらく協会の方で偏りがないように少し調整をしたりするのかなと思ったりも

します。

この傾聴技法を先生から学ぶことができるというのが、この養成講座の醍醐味ですし、

学習すべき内容です。実際に、実務にも役立ちますし、即効性があります。

先ほども書きましたが、即効性があり、影響力も大きいので、

正しい知識のもと、正しく身につけている方から学ばないと非常に危険です。

基本的には、個人の尊重、受容、共感というものがベースにないと、これらをいかに

学習しても身につかないスキルが傾聴です。

産業カウンセラー養成講座の概要(通信課題)

毎月1回程度、単元ごと問題を解いて、協会へ提出します。

郵送でのやり取りになりますので、締め切りを忘れずに取り組むことが大事になります。

中々、仕事をしながらだと大変でした。

7単元ぐらいあったと思います。

基本的に問題はテキストを見ないと、わかりません。テキストを見ながら、穴埋めや選択肢を解きました。

ということで、解答を送って、×ばかりで合格点に至らないということはまずないと思います。

しかし、難しい問題もあるため、満点は取れませんでした。

通信の課題、これは産業カウンセラー試験の対策にも直結します。

スクリーニングの講座でも先生がいっていましたが、

通信講座の方の方が試験の合格率は高いとのことでした。

おそらく、通信の課題を行っているからだと思います。

産業カウンセラー試験の勉強方法について

産業カウンセラーの試験は当時、

4月~10月まで養成講座、年明け1月に実技試験・学科試験というスケジュールでした。

今もそれほど変わっていないと思いますが、詳細は協会のHPをご覧ください。

スクリーニングが10月ごろに終わり、そこから学科対策で3か月集中的に行うといったものです。

一番大事なものは、テキストです。養成講座で配られます。

産業カウンセリング 産業カウンセラー養成講座テキスト」

基本的にテキストを覚えていれば、合格間違いなしです。

しかし、テキストがめちゃくちゃ厚く、500ページ!

到底うる覚えです。

そこで、問題集を解きながら、テキストを読み込みます。

この問題集⇔テキストの繰り返しです。

問題集は、協会から購入できます。養成講座では配布されません(泣)

「産業カウンセラー試験 厳選問題集」

過去問というイメージでしょうか。

私が3か月に行ったのは以下の勉強です。

①テキスト通読1回

②問題集解く

③テキストで間違ったものを確認

④②と③を3回繰り返す

⑤通信の課題を復習(テキスト見ないでできるか)

⑥テキストで③で見たページの前後も含め通読

結構、普通に勉強しました。

それでも産業カウンセラー試験の学科は難しく、

試験が終わった後は、合格したか微妙な感触でした。

合格率は60~70%程度なのですが、

合格発表まで意外とドキドキしました。

まとめ

産業カウンセラー試験はその合格率の高さで難易度は低いというような評価が

あったりしますが、取得までは多くの時間を費やします。

大変な分、身につきますので、非常に良い講座と試験でした。

社会人になってしっかりお勉強を久しぶりにしたという、学生に戻ったような懐かしい

感覚を思い出させてくれます。

また、産業カウンセラー試験に合格すると、

シニアカウンセラーやキャリアコンサルタントの試験へも通じていきます。

まだ、わたしも次のステップには進んでいませんが、生涯学習として、

また時期を定めて、継続的に学習をしていきたいと考えています。

カウンセラーやキャリアコンサルタントは社会人経験が活きてくることも事実。

社会人としての深みとスキルを高めていく予定です。

特に資格にこだわる必要はないのですが。

産業カウンセラー試験に1発で合格する方法という話題でした。

以上です。

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