こんにちは、keityです。
今回は、「人事戦略を立案・実行する時に役立つ書籍10選」という話題です。
人事戦略全体を考える際に役立つ書籍をご案内したいと考えています。
人事と一括りで言っても、その内容は複数あり、内容が複雑に絡み合って成果へつながります。
例えば、採用→配置・異動→評価→研修→給与の内容において、それぞれを別に考えることはできません。すべてつながっています。一貫した軸をもって、各制度を整える必要があります。
また、人事戦略は、経営理念等の組織上位概念に従います。さらに多くの場合は、組織の上位概念→経営戦略→人事戦略となります。
そして、新しい人事戦略を考え、実行するときには、変革のプロセスが伴います。どのように実際に行動して変革していくのか、その後適切に運用していくかが人事戦略の実行には非常に重要です。
このような人事戦略全体を考え、実行する際に役に立つであろう書籍を今回は紹介します。
人事戦略全体を考えるときに役立つ書籍
ハーバードで教える人材戦略―ハーバード・ビジネススクールテキスト
人材戦略の古典的教科書。人材戦略の全体像を学ぶことができます。各人事制度の連携についてわかりやすく学ぶことができます。購入して何度も読みたい必携の一冊。
グロービス社の組織と人材マネジメント。基礎的内容の網羅性が高く、ロジカルに書かれているため、全体観をつかみやすく、学習しやすい。人事分野に土地勘があまりない方はこちらから読むことをおすすめします。
グーグルの人事トップが書いた書籍。ワークルールが、実際のグーグルでの実例をもとに約40~50個ほど書かれています。一つ一つのルールはそれほど驚くべきことばかりではありません。基本的なルールを定め、徹底していると解釈すべきなのだと感じます。
グローバル企業をベースに、人事戦略の基本が書かれています。グローバル企業の一般的な人事システム等を理解したい場合はおすすめの書籍です。
マッキンゼーの創業者の書籍。経営理念→戦略→行動指針→組織の流れで、組織の上位概念からの落とし込み方が書かれています。経営の本質というタイトル通り、経営全般を捉えることができる。その中でも組織・人事については多くの内容が割かれており、人事の重要性がわかります。
サイバーエージェント曽山氏の書籍。シンプルかつわかりやすい文章で書かれている。すぐに実践してみようと思える事例がたくさんある。堅い書籍につかれたときには、このような経営者本を読みましょう。
ライフル羽田氏書籍。こちらもわかりやすく自社で実践してきた事例が豊富に紹介されています。
人事戦略を実行するときに役立つ書籍
人事に関わる人は、身につけておきたい考え方、学習する組織。変化に柔軟に対応する組織が生き残る可能性が高くなります。学習する組織、個人をいかに作っていくかが人事の重要な役割。
パフォーマンス・コンサルティングII~人事・人材開発担当の実践テキスト~
テクニックよりの話もありますが、自身がコンサルタントというような立ち位置だと考えた場合、組織の課題を分析し、変革していくプロセスを学ぶことができます。パフォーマンス・コンサルティングの考え方はグローバルな人事では基礎になりますので、人事の方はぜひ身につけておきたいところ。
書籍名の通り、企業変革をどのように進めるのか、そのステップを学ぶことができる。変革が必要としないという会社はないと中々ないと思いますので、変革エージェントとしての役割を持てる人事になるということは、これから人事の重要なミッションだと考えます。その基礎を学ぶことができます。
まとめ
良い書籍を紹介しようとしたら、結構堅い本が多くなりました。一度読んで終了という本ではありませんので、じっくりと何度も読む骨太の書籍たちです。
曽山氏や羽田氏の書籍から読んでいただくと、スムーズに学習が進むかと思います。質の高い情報に対して、読みやすさとやってみようと思える点が非常に優れています。
「人事戦略を立案・実行する時に役立つ書籍10選」という話題でした。
以上です。
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