こんにちは、keityです。
今回は、グループディスカッションについて書いていきます。
1.グループディスカッションとは
今回の記事で扱うグループディスカッションとは、就職活動の選考の一つで、主に、5名程度の人数であるテーマについて議論を行い、結論を導き、結論内容を発表するというものです。そして、選考である場合は、その様子を面接官が評価を行い、選考合否を判断します。
議論するテーマは様々ですが、基本的には正解がないものが選ばれるものが多いと思います。
例)大学には進学すべきか?/アルバイトはするべきか?/サークルには入るべきか?
日本の少子化対策を考えよ/地方の人口が増えるように対策を考えよ
基本的には、唯一の正解がないものであれば、ディスカッションのテーマになります。
また、まれに、ただの議論ではなく、「ディベート形式」で賛成・反対にあらかじめ分かれて、議論を行うことも見受けられます。
2.グループディスカッションの攻略方法
(1)グループディカッションの実施目的を考える
さっそくですが、攻略方法を書いていきます。
まず、企業がディスカッションを実施する意味をしっかり考えましょう。通常の面接と違うのは、ほかの学生がいることと、話・議論を行うということです。つまり面接官は、集団の中でどのような行動(会話や表情等)をとるかを見ています。
そして、求める人材像にあうかどうかを判断します。これはどの選考でも同じです。
例えば、求める人物像に「チームで協力して物事を進められること」があった場合、グループディスカッションは、チームで議論を行うことができるか、他者と一緒に議論をできるかということを見ています。
また、選考のディスカッションというのは、仕事の打ち合わせの疑似場面であり、このような表情で仕事をするのか、反対意見であっても理解する姿勢があるのか、他者へ影響力を与えることができるのか等、面接ではわかりづらいことがよく見えます。
(2)ディスカッションでどのように行動したらよいのか
それでは、実際にどのように行動したらよいかということを書きます。
①意見を言う
②意見を聞く
③意見を集約させ、グループの意見をまとめる
基本的には、この3つです。
そして、求める人物像に沿った行動が必要です。主体性があれば、自分で主体的に考え、発言し、議論を進める等の動きが求められます。
学生の方によく「グループディスカッションの役割は何をしたら良いですか」という類の質問を受けます。答えとしては、何でもいいのですが、進行役・まとめ役をとったほうが、自分が議論のイニシアティブをとることができるので、アピールすることが楽にできます。
ただし、進行役・まとめ役は、論理的思考や議論を推進する必要がありますので、その役割の人次第で実のある議論かそうでないかの差が出てしまったりします。すなわち、その人の実力が出てしまうということになります。
個人的には、主体性という求める人物像が上がっているのであれば、率先して進行役・まとめ役をとりにいく学生の方が、好感は持てます。ほかの方がやりたくなさそうなものに張り切って手を挙げるわけですから。しかし、役割だけでは、合否は決まりませんので、ご安心ください。
先の基本の3つに戻ります。
①意見を言う
そのテーマについての意見をしっかり言うことが大事です。発言をしないことには何も始まりません。これは面接官をしていてとても思うのですが、発言がないと何も評価できないので、まず話すということは何よりも心がけたいことです。
②意見を聞く
自分の意見ばかりを話していてもいけません。誰かが話しているときは、その意見に集中しましょう。その意見に賛成なのか、反対なのか、グループの意見に取り入れるべきなのか、そうでないのか。
③意見を集約させ、グループの意見をまとめる
②の意見を聞くの続きになります。他者の意見を集約して、グループ内での意見を作り上げていきます。意見を言って、意見を聞いて、意見をまとめるを繰り返すことになります。このプロセスの中心もしくは、キレのある意見、論理性のある意見集約等ができれば、グループディスカッションは通過できる確率は非常に多いものです。
3.攻略テクニックは色々あるか、最も大事なのは
攻略方法としては、書いた通りなのですが、
実は、もっと大事なことがあります。
「議論を楽しむこと」
これにつきます。
そして議論を楽しんでいるということは、仕事を楽しんでいることを想像させます。
仕事の疑似体験である、ディスカッションで楽しそうに話すあなたを見て、面接官は一緒に仕
事をしてみたいなと思います。
結局、「採用」=「仲間探し」なので、一緒にやってみよう!と思わせるということが終始
大事なのです。
4.参考書籍
最後に参考書籍をあげておきます。
ロジカル・プレゼンテーション就活 面接・グループディスカッション対策 2019年度版 (日経就職シリーズ)
⇒ロジカルに考えることを優しく理解できます。優しく書いてありますが、簡単ではありません。ロジカルに考えることは、社会人にとって大事な考え方です。この段階で身に着けておくにこしたことはありません。
今回は以上です。