こんにちは、keityです。
まずはじめに。
過去最大級の台風の影響を受けた(受けている)3連休でしたが、多くの被害にあわれた方に対しては、大変な状況だと思いますし、無事復興や元の生活へ戻ることができるように願っております。
「過去最大級の〇〇」や「何十年に一度」のというフレーズを聞くことが多くなりました。自然災害等の概念をもう一度考え直して、対策を練り直さないと、地球の変化に対応できないのかもしれません。
人類や文化の発展の歴史は、それに対応してきた証なのだと思います。今回のような出来事は、長い歴史の中の一部だとしても、被災された方は現実的に受け止めるのは非常に困難なことだと思います。どんなに困難な中でも復興していくのもまた人類の歴史であると思いますので、これに学び、対策が練られることを期待します。
さて、台風被害という暗い雰囲気の日本でしたが、ラグビー日本代表が見事な勝利を収め、明るいニュースとなりました。
今回の記事は、「googleの成功するチームを作り上げる5つの鍵について考えてみる」という話題で書きたいと思います。
ラグビー日本代表の試合を受け、想像を絶するほどの努力を個人やチームでもされてきた結果であると思います。素晴らしいチームだなと思います。一方どうやったらこのようなチームになるのだろうと感じました。
レベルはもちろん全く違うのですが、現在の会社や自分が率いるチームについて、日々考えていますが、会社はこのような状態になっているか?このようなチームは何チーム存在するのだろうか?自チームの状態はどうか?と考えさせられる部分がありますし、自分自身の力のなさを感じることもあります。
少しでも個人がイキイキと働く会社やチームを作っていくことに貢献したいと思っていますが中々、一足飛びに状況が良くなるという簡単なものではありません。
そこで、チーム作りの概念として有名である、「googleの成功するチームを作り上げる5つの鍵」について改めて考えたいと思います。まずは、その概念を理解し、職場での適用を考えていきます。
googleが発見した成功するチームを作り上げる5つの鍵
【出典】The five keys to a successful Google team
グーグル社はアメリカの大手通信社であるAP通信(Associated Press)との共同研究結果として、2015年11月に自社の情報サイト『re:Work』上でチームを成功へと導く5つの鍵を公開しました。
- 心理的安全性(Psychological safety)…不安や恥ずかしさを感じることなくリスクある行動を取ることができるか
- 信頼性(Dependability)…限りある時間を有効に使うため、互いに信頼して仕事を任せ合うことができるか
- 構造と明瞭さ(Structure & clarity)…チーム目標や役割分担、実行計画は明瞭であるか
- 仕事の意味(Meaning of work)…メンバー一人ひとりが自分に与えられた役割に対して意味を見出すことができるか
- 仕事のインパクト(Impact of work)…自分の仕事が組織内や社会全体に対して影響力を持っていると感じられるか
チームを成功へと導く5つの鍵の1つとして心理的安全性の名前があげられていますが、グーグル社はこの記事の中で『(成功するチームに含まれる単なる1要素ではなく)心理的安全性はその他の4つの力を支える土台であり、チームの成功に最も重要な要素』であると綴っています。
戦略的に生産性の高いチームを作り上げるため、経営者や人事担当者は心理的安全性の高い環境を意識的に構築し、維持するよう心掛ける必要があると思います。
【参考】re:Work – The five keys to a successful Google team
5つの鍵の職場適用を考える
現場のマネージャー視点で考えていきます。
1.心理的安全性…不安や恥ずかしさを感じることなくリスクある行動を取ることができるか
このような行動を期待し、称賛・評価するというルールや考え方をマネージャーが示す必要があります。組織運営の基本的価値観に近いでしょう。そしての考え方を実行する環境にしておかなければなりません。例えば新規事業にチャレンジする際、チャレンジして成功すれば一番良いのですが、次に良いのはチャレンジして失敗すること、という文化にすることです。そして、悪いのはチャレンジしないこと、チャレンジした人を批判すること。
新しい事業や仕事にチャレンジする会社や職場であれば、尚更大事であり、今後、成長・継続する会社には必要であるのがこの心理的安全性だと考えます。
チャレンジの場面だけでなく、この心理的に安全ということが確保されているのが、すべての土台になるということです。メンバーが自由に発言ができるということが、コミュニケーション上重要ですし、コミュニケーションがすべての仕事の土台になりますので。
2.信頼性…限りある時間を有効に使うため、互いに信頼して仕事を任せ合うことができるか
これはチーム活動をしていく中で、マネージャーとメンバー、メンバーとメンバーで互いに信頼を作らなければ成り立ちません。信頼感を醸成するのは本当に難しいと感じます。人と人同士なので、本当に全員が信頼関係で結ばれて、互いに背中を任せられるという関係は一朝一夕には作れません。
イメージとしては、戦場を一緒に戦って、一緒に生還するというような経験の中で築かれるものなのかと思います。(※もちろん本当の戦場ではなく、プロジェクト的ものでOK。)
3.構造と明瞭さ…チーム目標や役割分担、実行計画は明瞭であるか
これは一見、マネージャー自身が考え、最終的に決定していく部分が多いと感じますが、実際はチーム全体で考える必要があります。
例えば、チームの目標は、みんなが納得してワクワクする目標というのは、話し合いやそのプロセスが重要になってきます。マネージャーやメンバー自らが目指したいと思わなければなりません。役割分担もそうです。まず、役割分担は信頼性がないとすることができません。また分担された役割に対してメンバーの納得感のあり・なしも出てきます。人が複数絡むととても大変です。
唯一、実行計画は、スキルと経験があれば、明瞭に決めていけます。新しいことに取り組む場合は、実際にはその通りになることはあまりないと思いますが。
4.仕事の意味(Meaning of work)…メンバー一人ひとりが自分に与えられた役割に対して意味を見出すことができるか
これについても、前述の3と似ている部分があります。与えられた役割に納得していなければ意味を見出すことはできないです。本人が役割に意味を見い出せていなければ、マネージャーがメンバーにしっかりと意味を伝えることが重要だと思います。なぜチームにあなたが必要で、だからこのような役割を担ってもらうのか等。
5.仕事のインパクト(Impact of work)…自分の仕事が組織内や社会全体に対して影響力を持っていると感じられるか
実際に、インパクトがある仕事ばかりでもないと思いますが、いかに影響があるか、重要か等はしっかりとマネージャーがメンバーに話していく必要があります。しかし、マネージャー自身がそこまでの情報が得られていないこともあろうかと思いますので、管轄の役員へ確認する等も必要になってくるレベルだと思います。
まとめ
チーム運営で重要なことは、私は心理的安全性を担保にしたコミュニケーションだと感じます。チームがうまくいっているときは、率直な会話の量が多いです。反対にうまくいっていないときは、率直ではなく陰口の方がそれぞれ多いと思います。
「googleの成功するチームを作り上げる5つの鍵について考えてみる」という話題でした。
本日は以上です。