こんにちは、keityです。
今回は「最終面接のラスボス、役員という生き物」という話題で書いていきます。
採用面接では、選考が進むにつれて、役職の高い方が面接官になってくることが通常です。
面接では、取締役・執行役員の方が決裁者になることが非常に多いと思います。
従業員規模300名ぐらいまでは代表取締役が最終面接官になることが多いのが実情ではないでしょうか。
いずれにせよ、面接におけるラスボス的な存在で、最後に突破しなければならない壁です。
1次選考、2次選考、3次選考と順調に進んでいく中で、どうしても最終面接が通らないという方も徐々に増えていく時期だと思います。
本日の記事を参考にしてもらい、突破のきっかけになれればと思っています。
1.役員という生き物
役員という生き物ですが、基本的に、「できる人材」です。「できた」という過去系の方もいると思いますが、どこかの時期には活躍して、会社に評価されてきた人物です。
・仕事ができる
・人間性が良い
・運を味方につける
この3つの要素を用いて、並み居るライバルに打ち勝ってきた人達というイメージでしょうか。
そのような人物ですので、自分の成功体験や経験値が豊富にあります。その培ってきた資源にさらに日々情報を重ねていきます。
役員仕事の大部分は、白黒どちらでも良さそうな案件の意思決定が仕事です。誰もがこちらが良いという案件は役員にあがってくる前に意思決定が既になされるものです。
採用面接もその一つで、自身の経験や判断枠からこの人物は当社にふさわしいという判断を行うわけです。
そんな役員ですが、面接ではどのような観点を見ているのでしょうか?
2.役員が面接で見ているもの
役員は、自分の判断軸の中で意思決定します。
役員によって判断軸が違うので、すべて違います。
しかも厄介なもので、面接ではトータルの情報を使って、候補者を『総合的』に判断します。
これはなんとも言えない、総合的な判断です。
候補者自身が良く話すことができたと思っても面接不合格の場合もあれば、うまく話すことができなかったと思っても、合格の場合があります。
候補者にとって、なぜ落ちたのかわからないと思うのはもっともだと思います。
人事側でもわからないときがあります。
やはりその役員の方総合的判断なのです。
そう言ってしまうと、対策のしようがないので、次に対策を考えてみました
3.役員の面接対策
①役員は、候補者は自分の会社にとても入りたいと思っている。
まずはこの認識をしましょう。つまり、志望意欲や志望理由を重視する可能性が非常に高いです。
現在、就活では、「第一志望群」という言葉がありますが、おおよそ志望している会社の中で1~3位ぐらいには入っていますよという意思表示だと思われます。
しかし、この第一志望群が致命傷を負う場合があります。
売上高、従業員数が多い、知名度が高い会社等なればなるほど、役員は自分の会社が第一希望できているのだろうと思う人が多いと推測します。
今の時代でも、そのような役員の方が多いと思います。
実際に、志望意欲・志望理由を聞く会社が多いですし、志望意欲・志望理由は「なぜ当社に入りたいのか、どのぐらい入りたいのか」という意味です。
個人的にはこの志望意欲・志望理由を聞く行為は少し恥ずかしく思っています。恋愛で言えば、「なぜ自分のこと好きなのですか?どのぐらい好きなのですか?」と直球で聞くようなもので、そう考えると、聞くほうも聞くほうかなと思ったりします。しかしそれが採用面接だったりもします。
話を戻しますが、役員は候補者は自分の会社にとても入りたいと思っている人が多いので、例えば、志望順位を聞かれた際、あまり正直に「第3志望です」等を面接で言ってしまうのは得策ではありません。
さらに、他社と併願している場合は、その理由を明確にしておくことも大事です。どのような点で企業を選び、今どのような他社と比較しているのか、どのような条件がそろえば、決定するのか明確に伝える必要があると思っています。
ここで、「なんとなく、自分の可能性を追求して、色々な企業を回っています」と答えると、例えば、御社で〇〇の仕事をしたいですと言った、志望理由ややりたいことまでが疑われてしまうわけです。
つまりその今までの面接内容が一気にふわふわしたものになります。
その会社への志望理由というのは、役員面接では非常に重要なものになります。
②その役員の方の仕事内容や経歴を確認しておこう。
教えてもらえるのであれば、人事の人に、最終面接の面接官は誰なのか確認しましょう。
上場企業であれば、開示資料に役員の経歴を紹介しています。どのような業務を行ってきたのか、どのような会社に所属していたことがあるか等を事前に把握しておくことは有益です。
面接の終盤では「質問ありますか」と聞かれることもあります。
役員が担当している事業のことを質問できれば、有効な情報を確認できますし、役員も自身の管轄の事業のことであれば、しっかりと話ができます。会話が弾むし、誰に聞いてもわかるような質問でないので、事前に調べているな等の印象を持ってもらえる場合があります。
③やはり求める人材像は大事。
説明会等で役員がプレゼンをしている場合。求める人物像の話をしていたら、間違いなくその役員の判断軸が入っています。シンプルに求める人材像に合わせていくことも大事です。
以上です。今回は「最終面接のラスボス、役員という生き物」という話題でした。
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