キャリアの考え方-人生100年時代に挑む思考法-

転職

こんにちは、keityです。

本日は、「キャリアの考え方-人生100年時代に挑む思考法-」という話題です。

 

昨今、人生100年時代と言われています。

医療の発展によって、長く生きることができるようになってきています。これは歴史からも証明されているように、おそらく高い確率で平均寿命は今後長くなっていくことだと思います。

某CMのように、長く生きることがそれだけで幸せであると思えるような人生にしていきたいものです。

 

キャリアという面で考えると、間違いなく、働く年数は長くなっていくと予想します。現在は、定年60歳でありますが、雇用継続で65歳まで雇用されることができます。今後は、65歳定年、雇用継続70歳までというようなことになろうかと思います。今までの定年制度の延長の歴史から考えても、ほぼこのようになっていくのだと思います。年金の受給開始年齢もさらに高齢になってから開始ということも予想できます。

「一体何歳まで働くのだー!」と思うこともありますが、どうせ働くのならば、自分がいつまでも働きたいと思えるような状態で、働きたいと考えています。

 

このような環境の中で、今働いている方はどのように考えてキャリアを積んでいったら良いのでしょうか?

これは私自身も良く考えているテーマであり、唯一解がありませんので、非常に悩ましいテーマです。キャリア観=人生観の一つということもあり、その人の生き様というところにも繋がります。

そこで今回は、これからのキャリアの考え方についてまとめていきたいと思います。

 

前提

キャリアについては、日々考えていく必要があります。それは何年もかかって作り上げるものだと考えています。そして、そのキャリアの考えというものは一度決めたからといってそのままずっと同じというものではありません。実際に、働いてみて、築き上げて、ふとした契機で変わったりするものです。

大事なことは、どのような価値観、コンセプト、基準でそのキャリアについて考えたのか。

結局は、

・どのような人生を送りたいのか

・どのような働き方をしたいのか

・どのような人間に囲まれていきていきたいのか

というような話にいきつきます。

変わるもの・変わらないものが出てくると思います。いずれにせよ、自分で考えて、たどりつくものでしかないものです。もちろん、こういったことをあまり考えないで過ごすということも選択の一つです。ここは個人次第でしょう。それこそ人生に対する考え方ですね。

 

キャリアの考え方

さあ、それでは、具体的にどのようにキャリアについて考えていくかということを書いていきます。

次のステップを行います。

STEP1 情報をインプットする

STEP2 考える

STEP3 働く

STEP4 見直す(①~③を、数年単位で繰り返す)

環境の変化にあった、適切な情報をインプットして、じっくり考える。そしてその考えをもとに、日々働く。結果どのようになったか、どう感じたか、結果を踏まえて、また考えるということです。

この繰り返しの中でしか、見つからないと思います。

以下、STEPの詳細を見ていきます。

 

STEP1 情報をインプットする

今後のキャリア環境を十分に分析し、示唆に富んだ情報に触れましょう。

下記の書籍やWEB情報が参考になります。

 

①ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

ロンドン・ビジネススクール リンダ・グラットン教授の書籍。働き方が今度このように変わっていくという全体観がこれでつかむことができます。

 

②LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

ロンドン・ビジネススクール リンダ・グラットン教授の書籍。働き方だけでなく、人生という軸でかかれている。前書よりも人生全体に関する総合的な内容。以下Amazonより引用。

●人生はより長く、健康になる。
●エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、ポートフォリオ・ワーカーという新しいステージが出現する。
●スキル、知識、仲間、評判、健康、生活、友人関係、アイデンティティ、人的ネットワーク、オープンな姿勢が大事
●労働市場に存在する職種は、これから数十年で大きく入れ替わる。
●100歳になった自分がいまの自分をどう見るかを考える。
●男女の役割分担が変わる。質の高いパートナー関係が必要になる。
●数十年単位での役割の調整が必要。高度な信頼関係と徹底した計画が不可欠。
●各人のアイデンティティが変わっていく。

次のWEBの記事も参考になります。

NEWS WEEK リンダ・グラットンが説く「人生100年時代」の働き方

 

③10年後に食える仕事、食えない仕事

MyNewsJapanのオーナー兼編集長渡邉正裕氏の書籍。こちらの書籍は読みやすいです。日本人のメリットとスキルタイプの2軸で仕事・職を4つに分類している。それぞれ4つの分類でどこが今後は適切なポジションなのかということがわかります。コンセプトがしっかりしている書籍なので、キャリアに関する理解が進みます。以下、Amazonより引用。

グローバル化やIT化の進展によって、日本人の職の72%が急速に価値を失いつつある。世界経済の悪化が、その変化のスピードをさらに早めるだろう。失業は増え、給料の下落は止まらない。本書は、この困難な時代に立ち向かうために書かれた「仕事・職の航海図」だ。あらゆる仕事・職を4つに分類、日本から消えゆく職業、逆に最後まで残る仕事などを豊富なカラー図版やチャートを使って分析しながら、では私たちはどのように対処すべきかを明快に論じる。

 

④このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

博報堂→BCG→ワンキャリアの北野唯我氏の書籍。「転職に必要なのは、情報ではなく思考法である」というコンセプトのもと、「本当の意味で自由に働ける状態」を作り出すための方法を学ぶことができます。

 

STEP2 考える

STEP1の情報のインプットをもとに、自身のキャリアに関する価値観や大きくは人生について考えてみましょう。

実際に、考えるワークをする時間を取りましょう。

個人的には、紙(A3以上)とペンを使って、書き出すことをおすすめします。その後に、PC等でデータ化を図れば良いでしょう。思考するには、手を動かすとさらに思考が深くなります。

以下の書籍は、質問項目がありワークを実際にすることができるので、おすすめです。

キャリア・アンカー―自分のほんとうの価値を発見しよう (Career Anchors and Career Survival)

このSTEPによって、

・このような会社に勤めよう!

・この仕事に就こう!

等自分の軸ができあがります。

そうすることで、今の会社で勤めるのか、転職するのか、起業するのか、の選択がやっとできるようになります。

個人的には、ここのSTEPを踏まずして、安易に転職エージェントの相談へは行かないほうが良いと自身の経験からも感じています。

STEP3 働く

こちらも重要です。働かなければ、経験が身につきません。実際に働かずに、将来のキャリアを心配していても仕方がありません。

その時点で「これだ!」と考える職につき、日々働きます。その中で自分の適性にあっている・あっていない、楽しい・楽しくない、将来的にこの仕事をして大丈夫・大丈夫でない等、自分の「思うところ」が出てくると思います。

また、働くことで新たな関係者や自分や考え方に出会います。その出会いによって、自分のキャリア観にも影響を与えることが多々あります。

ということで、ありきたりではありますが、選んだ仕事に集中するということも非常に重要です。

STEP4 見直す

STEP3で出てきた「思うところ」を、じっくり整理しましょう。

STEP2でワークした内容を必ず見返しましょう。実際にどのようなことを考えて、今の会社、職に就いたのか。重要なことはここに書かれています。

実際に、STEP2で考えたことを実践できているのか、またはその内容に近づいているのか、このようなことを整理していきましょう。

それを踏まえて、このままで良いのか、方向転換をした方が良いのか、考えましょう。

 

忘れてはいけないポイントですが、「嫌なことから逃げていないか」という点です。その点を忘れずに考えることで安易な選択になりにくくなります。人は意識していないと同じ内容の意思決定をします。嫌なことから逃げる人は、同じように逃げる傾向があります。そのような傾向がある自分だと認識しているだけでも大きく違います。自分の意思決定の癖を認識しておきましょう。

まとめ

これから会社任せではなく、自分のキャリアは自分でデザインしていくことが非常に重要になります。大手企業の総合職、運に任せた人事異動だけでは、40歳以降の生活を担保することは難しい環境です。

どのような環境になっても、自分が望む生活や選択ができる自分でありたいものです。

「キャリアの考え方-人生100年時代に挑む思考法-」という話題でした。

以上です。

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