こんにちは、keityです。
今回は「ビジネスモデルを図解・見える化するのに役立つ書籍・WEBサイト5選」という話題です。
私は専門は人事ですが、経営領域については、ビジネスモデルをどのように理解するかということに非常に関心があり、日々勉強をしています。
日本では、資本主義経済の中、国と民間企業という役割分担の中で、組織数は圧倒的に民間企業が多く、民間企業は様々なビジネスを行い、経済活動を行っています。つまりビジネス自体が経済活動の一つであり、そのビジネスを理解するということは、世の中・経済を理解するということにつながると考え、社会人において、ビジネスを理解できるということは優先順位が高いものだと感じています。
ビジネスを、「ヒト、モノ、カネ、情報を活用して、付加価値を生み出すこと」と定義した際、その各要素の関係性を示したものが、ビジネスモデルであると考えています。どのようなものをインプットして、何をアウトプットしているか、ということを表したものです。どのレベルまで詳しく表現するかによって、ビジネスモデルのシンプルさは異なりますが、できるだけ複雑にならずに、シンプルにとらえられるかがポイントだと考えます。
私自身、まだまだ勉強中ではありますが、そのような中、自分で読んでいて、役に立った書籍やWEBサイトを本日は紹介していきます。
ビジネスモデルを理解すると、社会人であれば、ビジネスを理解することはとても役に立ちますし、学生の方は就職先を見つけるにも、ビジネスモデルを理解した上で選べば将来的に成長するような会社を見つけることができるかもしれません。
10の利益モデル
月100万円のキャッシュが残る「10の利益モデル」 (DO BOOKS)
丸山学著。本書では、利益モデルが紹介されていますが、ビジネスモデルとしてとらえることができます。10パターンに分類されています。出版してから時間が経っている書籍ですが、本質的な考え方は変わっていませんので現在も有効なものです。ビジネスの本質に書かれているため、色褪せないのだと考えます。
非常にわかりやすく書かれていますので、まずはこの書籍から読むとビジネスモデルに関心をもっていただけると思いますので、おすすめです。
本書で紹介されている10パターンを紹介しておきます。
- フライングスタート利益モデル
- 小さなYahoo!を目指そう型利益モデル
- 信頼貯蓄型利益モデル
- 引力増大型利益モデル
- 顧客継続成功型利益モデル
- コピー型利益モデル
- 安心快適型利益モデル
- 顧客密着型利益モデル
- ブランド型利益モデル
- その他の利益モデル
利益モデルの名称が独特ですが、書籍では事例が紹介されていますので、理解がしやすい構成になっています。ビジネスモデルとは何ぞやという方はこれを読んでみましょう。
ピクト図解
板橋悟著。ピクト図解という手法で、ピクトというシングル記号を用いて、ビジネスモデルを可視化する方法が提案されています。
書籍の大きな構成は、①ピクト図解のルール説明、②ピクト図解を用いて様々な企業のビジネスモデルを分析し、事例を紹介する、③発想法(ダイアグラム、アナロジー)の例示となっています。とにかく内容が個別具体的でとてもわかりやすいです。
また、ピクト図解というキャッチーなネーミングで、そこが際立っていますが、この書籍はピクト図解の方法だけでなく、ビジネスモデルをどのように理解し、発想すれば良いかということも学ぶことができます。後半の③の発想法がその部分ですが、示唆に富む内容です。
本書では、ビジネスモデルの基本的なパターンは次のようにまとめられています。
- シンプル物販モデル
- 小売りモデル
- 広告モデル
- 合計モデル
- 二次利用モデル
- 消耗品モデル
- 継続モデル
- マッチングモデル
ビジネスモデルは、人によって異なりますが、今回の8つのモデルは本質的な内容だと考えます。思考のベースになる8つのモデルです。
Business Model Generation
アレックス・オスターワルダー&イヴ・ピニュール著。
書籍の構成は、①ビジネスモデルキャンパス、②パターン、③デザイン、④戦略、⑤プロセス、⑥展望、という6つの構成で進みます。
ビジネスモデル構築を建築家になぞらえて、非常に論理的な構造で書籍は進みます。
①のビジネスモデルキャンパスでは、わかりやすいツールとして、ビジネスモデルキャンパスという、ビジネスモデルを記述、分析、デザインするツールを提供してくれます。
ビジネスモデルを構築する内容を9つのブロックでとらえます。この9つを検討することでビジネスモデルを分析、検討することが可能となります。
- 顧客セグメント
- 価値提案
- チャネル
- 顧客との関係
- 収益の流れ
- リソース
- 主要活動
- パートナー
- 構造
②パターンでは、ビジネスモデルのパターンも紹介されています。
- アンバンドルビジネスモデル
- ロングテール
- マルチサイドプラットフォーム
- ビジネスモデルとしてのフリー戦略
- オープンビジネスモデル
非常に論理的に書かれていて、内容が深いです。しっかりとビジネスを検討したいという方、向けでしょうか。モレなくダブりなく検討できます。
ザ・プロフィット
エイドリアン・スライウォツキー著。利益、ビジネスモデルに関する原典となる一冊。賢人と若者が対話する中で、利益やビジネスの本質を伝えていく内容。
利益を実現する23のモデルが紹介されている。世の中に出回っている書籍は、基本的にはこの書籍をもとに、書かれていると推測します。
内容は非常に難しいのですが、ビジネスモデル関係でどれか一つと言われれば、この書籍をあげます。
ビジネスモデル2.0図鑑
近藤哲郎著。最近の世界最先端スタートアップから大企業までのビジネスモデルが紹介されている。情報の新鮮さはピカ一!
また、noteで全文が公開されているため、読んでみてから購入できる。(2018年11月25日現在)
まとめ
「ビジネスモデルを図解・見える化するのに役立つ書籍・WEBサイト5選」という話題でした。
ビジネスモデル=利益の源泉となりますので、社会人であればこれらを意識して日々の仕事に携わりたいものです。
以上です。
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