こんにちは、keityです。
今回は、この時期のネット風物詩の一つ、
「ブラック企業に入っちまった!」について書いていきます。
新卒の皆さんが、一斉に社会人になるこの4月。
毎年、「入社したら、ブラック企業だった!」ということがネットで話題になります。
今年もご多分に漏れず、今年も話題になりました。
事例をあげつつ、なぜこのようなことが起こるのか考えてみます。
1.今年の入社したらブラックだった情報例
ハム速さんからです。
ブラック企業に入社してしまった新入社員が1日のタイムスケジュールを公開
この記事では、おそらく新入社員だと思われる方の1日のタイムスケジュールが公開されています。
抜粋してみます。(※一部内容まとめています。)
6:15~7:30 通勤
7:30 現場到着
8:00 現場朝礼/発注関係と現場巡回
11:00 調整会議
13:00 自社内打ち合わせ/図面作成
16:00 現場作業終了確認
17:30 次の日の段取り
19:00 図面作成他
22:00 通勤(業務終了)
適用される労働時間の労使協定等がわかりませんので、違法性は不明ですが、
中々ハードなのは確かです。
何も取り交わしなければ、労働時間は通常8時間までです。
それからすると、異常に長いことは確かです。
ブラックうんぬんは、違法性がなければ、個人の価値観もあるため、
定義があいまいなので、言及しませんが、問題の構造を考えたいと思います。
2.問題の構造と回避策
毎年起こるこの問題ですが、なぜ起こるのでしょうか。
私は2つあると考えています。
①企業側が情報を入社前に正確に伝えていない。
②求職者(学生)が入社前に、就業時間や働き方の例を確認していない。
①について、企業側は優秀な学生に入社してほしいので、企業側に不利な情報を隠したいという思いから、情報を正確に伝えていないことが多いです。
企業側のずるい気持ちですね。正確に伝えてしまうと、入社してもらえないので、隠すということです。これに尽きるでしょう。
②については、求職者側(学生)もきちんと細かく確認すべきということです。自分がこれから入社する会社に対して、就業時間や働き方の例を確認しないのは、甘いとしか言いようがないです。
また、そのような労働時間について聞くと採用に不合格になってしまうのではないかというパワーも働く可能性も考慮して、聞きづらいということでしょうか。学生側の遠慮ですね。それを聞いて落とすような会社には入社しないほうが身のためです。
個人的な印象ですが、この問題の有責率は、求職者を学生とすると、
企業側 80% : 学生 20%
と感じています。
社会で活動している企業が誠実性をもって、情報を開示すべきであるということです。
その上で入社すべきか、求職者側(学生)に判断をゆだねるということが採用上での原理原則です。
企業側も自信をもって、伝えるべきです。
・違法性がないならば、その根拠を示す
・このような働き方でどのように社会に役立つサービスを生み出しているのか
・このような働き方で個人の成長はどのようになるのか
そして、学生の皆さんにお願いしたいのは、違法性がある会社には入社しないことです。
そうすると、人材リソースが獲得できない企業は倒産しますし、その働き方を改善する方法に動きます。
3.まとめ
ということでまとめます。
・企業側は、しっかり情報を伝えましょう。
・求職者は、しっかり入社する会社のことを事前に調べましょう。そして違法性のあるブラック企業には入社しない。
今回は、「ブラック企業に入っちまった!の問題の構造と回避策」の話題でした。
以上です。
コメント