こんにちは、keityです。
今回は「会計や財務の就職に有利な資格3選」の話題について書きます。
組織や会社にとって会計・財務の仕事は欠かせないものです。
まずは会計・財務の仕事を大まかにまとめます。
1.会計と財務とは
経理(会計)と財務をわけて考えると整理がしやすくなります。
(1)会計
会計は、お金に関する記録、計算、管理全般のこと、入出金の管理のことです。
そして、管理会計と財務会計に分かれます。財務会計のプロセス全般が経理となります。
①管理会計…経営者や企業内部の管理者に対する情報提供を目的とする会計のこと。
②財務会計…決算書等の会計情報を、企業内外に公表することを目的とする会計のこと。
②‐1経理…主にお金に関する情報を識別し、測定し、伝達するプロセスのこと。
(2)財務
会計情報を元に会社の資金計画を立てたり、会計の流れとは別のお金の流れを生みだす行為(資金調達など)のこと。
2.会計・財務担当者に求められる資質
資質を3つあげます。
①数字に強い
数字に全神経を注ぎます。そして数字の持つ意味を分析し、説明する能力が求められます。
②人間的な誠実性・真面目さ
会社の金庫を預かります。誠実性・真面目さが問われます。経理担当者の会社のお金の使い込み等横領事件がニュースで流れたりします。
③継続性
数字の処理を正確にかつスピーディーに行う必要があります。それが日、週、月、四半期、年単位で積み重ねる必要があります。
3.資格
①簿記検定試験
日本商工会議所が主催する簿記試験。経理の仕事といえばまずはこれを学習していなければならないというもの。3級は、商業簿記、2級は、商業簿記+工業簿記の内容。株式会社で経理の仕事につきたい場合は、2級までは取得をしたい。
2級まで取っていれば、必要な知識は所有していると判断されるので、勉強する投資対効果は非常に高い。ただし、持っていれば面接に受かるものでもないため、持っていないとスタートラインにすら立っていないと考えてよい。
②ビジネス会計検定試験
主に、大阪商工会議所が主催する試験。財務諸表を理解することができる検定試験。簿記検定試験と比較するならば、簿記は財務3表を作成するための知識の試験。ビジネス会計検定は作られた財務3表をどのように理解し、分析して、ビジネスに活用していくかという内容。経理を目指していないビジネスマンでも必須の知識。こちらは、1級~3級までの試験がある。
3級の到達目標:会計の用語、財務諸表の構造・読み方・分析等、財務諸表を理解するための基礎的な力を身につける。
2級の到達目標:企業の経営戦略や事業戦略を理解するため、財務諸表を分析する力を身につける。
③経理・財務スキル検定(FASS検定)
主催は日本CFO協会。経済産業省からの委託を受け、経理・財務人材育成事業の一環として実施運営している検定試験。
出題範囲は、資産分野、決算分野、税務分野、資金分野の4分野。経理・財務サービス・スキルスタンダードから出題されます。
一般的な知名度は、簿記検定には劣るものの、実務家にとってはより実践的な内容です。
今回は、「会計・財務関連資格3選」の話題でした。
以上です。